適応支援
円滑な就労と職場定着を促進するため、講座の実施や相談等を行います。
当センターでは技能習得と並行して、就職後に長く安定して働くために必要な「職場への適応力を高める支援(適応支援)」を行っています。主な内容は、①生活習慣 ②コミュニケーション ③ストレスや疲労への対処 ④障害特性に応じた配慮事項の整理です。入所直後に面談で課題を整理し、受講する講座を決めます。受講後は、担当者と課題への実際の対処方法を相談し、訓練や職場実習等で実践的に試すことで、就職後もそれらを継続できるよう支援します。
講座内容
| ユニット | 講座名 | 内容 |
|---|---|---|
| 自己理解 | 自己理解 (自己紹介状作成) |
自分のセールスポイントや障害特性について整理を行い、自分の強み、苦手なことを補う工夫、職場へ配慮を依頼したいことを確認します。自分のことを応募先企業などへ伝えるための資料(自己紹介状)を作成する方法を学んだ後に、自身で応募書類の作成に取り組みます。 |
| セルフケア (体調管理) |
ストレスと疲労の マネジメント |
ストレスや疲労に対する適応力を高めるために、心と身体の変化に気づき、対処するための方法を解説します。演習を通して自分自身のストレスやストレス反応、対処方法を確認します。 |
| リラクゼーション | 緊張、不安、疲労などを和らげるためのリラクゼーション技法(呼吸法、漸進的筋弛緩法、ストレッチなど)を学び演習をします。講座をきっかけに、自分に合うリラクゼーション法を見つけていきます。 | |
| 認知再構成 ~思考の柔軟性を高める~ |
「コラム法」を活用し、行動選択の悪循環から抜け出すために、自らの認知(考え方)を吟味し、より適応的な認知(考え方)の選び方についてグループでの事例検討を通して考えます。 本講座は「ストレスと疲労のマネジメント」の内容を踏まえています。 |
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| コミュニ ケーション |
職場のSST | 職場で必要となる基本的な対人技能について、より良い表現方法や振る舞い方を学びます。 「聴く」「報告」「質問」「断る」の4つのテーマについて、非言語での表現も取り入れ、具体的な場面を想定した演習(ロールプレイ)をします。 |
| アサーション | 言いたいことを我慢したり、自分の気持ちを押し付けることなく、自分も相手も大切にするコミュニケーション技法について学び演習(ワーク)をします。自分の気持ちや考えを上手に相手に伝えて問題解決を図る「DESC法」の演習も行います。 | |
| 問題解決 | 問題解決技能 トレーニング |
常に生活の中で起きる「理想と現実のギャップが生じている」場面で、自分がどのように考えて対処すればよいのか、という「問題解決の技能」を学びます。 ノウハウの解説の他、グループ演習が中心の講座です。 |
| 総合演習 | ジョブリハーサル | 役割分担をした模擬的な少人数のグループで課題に取り組み、成果物を作成します。 各種講座で学んだことが実践できるか確認します。 |
適応支援についての感想

- 講座を通じて、自分の強みや弱み、思考の傾向をあらためて見つめ直す機会になりました。自己分析は難しいと感じていましたが、ワークを行う中で視点の持ち方が少しつかめ、自己PRや自己紹介状にも活かせそうだと感じています。

- 聴き方や伝え方、質問や断り方など、場面ごとに必要なコミュニケーションを体系的に学べました。特にロールプレイを通して、自分の話し方や非言語の癖に気づけたことが大きく、他の参加者の表現方法から得る学びも多くありました。

- 呼吸法や筋弛緩法、ストレッチなどを体験しながら学べたことで、日常生活でも取り入れやすいと実感しました。また、ストレスサインへの気づき方や感情との距離の取り方を学んだことで、自分の状態を整えるための具体的な方法を得られました。