OAシステム科 視覚障害者情報アクセスコース
コース概要
視覚障害者用アクセス機器(拡大読書器・点字ディスプレイ)及びアクセスソフト(音声化ソフト・画面拡大ソフト等)を活用し、一般的な事務及びOA機器の操作における基礎的な知識・技能を身につけた上で、パソコンによるビジネスソフトの利用を中心とした事務処理に必要な知識・技能を習得します。
重度視覚障害(1・2級)のある方は、通常の訓練に入る前に3ヵ月間の導入訓練を実施しています。そのため総訓練期間は1年3か月となります。
コース情報
- 訓練定員
- :15名
- 訓練生の平均年齢
- :36.8歳
- 就職率
- :令和2年度 50.0% 令和3年度 50.0% 令和4年度 83.3%
※訓練生の平均年齢と就職率は令和2年度から令和4年12月までの平均 - 対象障害種別
- :視覚障害
- 使用機器・ソフト
- :使用機器 WindowsPC、拡大読書器、点字ディスプレイ
ソフトウェア オフィスソフト(Microsoft Office Word、Excel、Access、Outlook)GroupWare(Google Workspace)、読み上げソフト(PC-Talker、JAWS、Windowsナレーター)、画面拡大ソフト(ZOOMTEXT、Windows拡大鏡機能)
主な就職職種
一般事務、OA事務
関連する資格
ITパスポート試験、日商PC検定
訓練紹介

画面読み上げソフトの利用
- パソコン画面上の情報を読み上げるスクリーンリーダーとも呼ばれるソフトの利用方法を身につけ、音声による情報をもとにパソコンの起動・終了といった基本操作、各種アプリの基本操作ができるようになります。
- また、音量・音質、視覚的な補助機能などの各種設定により、個人に合った情報へのアクセス環境を作れるようになります。

インターネット活用演習
- インターネットサイトの閲覧、メールの送受信、情報の集約、クラウドでのデータ管理等を画面読み上げ音声とキー操作で行う訓練により、視覚に頼らずとも効率的に情報を収集・受発信・管理するスキルを身に付けることができます。

表計算ソフトの基礎
- 画面読み上げ音声とキーコマンドによるExcelの基本操作を習得できます。
- 関数を利用した集計や様々なExcel機能を利用したデータ処理のスキルを身に付け、ピボットテーブルやグラフの作成、マクロ作成等につなげていきます。
訓練の流れ

指導員と訓練生の声
指導員からのコメント
支援機器・ソフトを一人ひとりに合ったものを選定し、設定をカスタマイズしていくことで、作業がしやすい環境を構築してから訓練を行います。キーボード操作を中心としたパソコンスキルを身につけ、事務処理に必要な知識を技能を習得します。
訓練生からのコメント
エクセルの関数やショートカットキーの使い方が理解でき、スキルが身につきました。エクセル、ワードを用いた事務作業や電話応対訓練など実践的な訓練が多く取り入れられていて、仕事のイメージがわきました。
コースに関連する資料
訓練コース紹介資料
コース紹介リーフレット【視覚障害者情報アクセスコース】(PDF)