訓練期間
職業訓練の流れ
職業につくために必要な知識・技能の訓練を企業ニーズや障害のある方の障害状況等に合わせて行います
訓練科は11科あります。各訓練科の中に具体的な訓練職種である訓練コース(17コース)を設定しています。
| 訓練系 | 訓練科 | 訓練コース | 定員 |
|---|---|---|---|
| メカトロ系 | 機械製図科 | 機械CADコース | 5 |
| 電子機器科 | 電子技術・CADコース | 5 | |
| テクニカルオペレーション科 | FAシステムコース | 10 | |
| 組立・検査コース | |||
| 建築系 | 建築設計科 | 建築CADコース | 5 |
| 情報系 | OAシステム科 | ソフトウエア開発コース | 25 |
| システム活用コース | |||
| 視覚障害者情報アクセスコース | |||
| DTP・Web技術科 | DTPコース | 15 | |
| Webコース | |||
| ビジネス系 | 経理事務科 | 会計ビジネスコース | 10 |
| OA事務科 | OAビジネスコース | 60 | |
| オフィスワーク科 | オフィスワークコース | 20 | |
| 物流系 | 物流・資材管理科 | 物流・資材管理コース | 5 |
| 職域開発系 | アシスタントワーク科 | オフィスアシスタントコース | 20 |
| 販売・物流ワークコース | |||
| サービスワークコース |
※訓練対象者:
障害種別を問いません。なお、視覚障害者情報アクセスコースは重度視覚障害のある方が対象
※職域開発系:
事務、販売、物流、飲食、清掃等のサービス業務における補助作業の遂行に求められる技能及び知識の習得を目指す方向けのコースです。
導入期の訓練
職業指導・就職支援
就職活動準備支援、求人情報の収集と提供、就職に関する相談等を行います
訓練生に対する職業指導・就職支援
- 職業的自立に向けて、適切な職業選択、効果的な就職活動、職業人としてのマナーや職場における良好な人間関係の確立等について指導、助言を行います。
- ハローワーク、地域障害者職業センターなどと連携・協力し、求人情報の提供や就職先事業所の開拓を行います。
- 就職面接会、企業への採用面接に際し、必要な場合には同行し支援を行います。
- 障害のある方の採用を考えている企業から、訓練生を対象とした会社説明会を開催していただいています。
- 訓練生の就職後も必要に応じて職員が職場を訪問したり、地域障害者職業センターや就労支援機関と連携するなどにより、職場へスムーズに適応できるようフォローアップを行います。
就職活動
入所後3ヶ月時点で「就職活動・準備」に関する講座を受講し、就職への準備を始めて行きます。入所後6ヶ月経過をめどに、応募書類の作成、就職面接会への参加、ハローワーク訪問などより具体的な活動を進めていきます。
就職活動が円滑に進み、採用内定が出た場合は、早期に訓練を修了し、就職することもできます。
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訓練期間中の支援内容のフロー図
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求人情報等の提供
■求人情報、就職面接会情報
ハローワークから提供された最新の求人情報や就職面接会の開催情報などを常時掲示しています。必要に応じてハローワークへ同行し、相談を行います。■訓練生を対象とした企業による会社説明会
企業の依頼に応じ、当センター内で会社説明会や個別面談の開催を行っています。
就職後の定着支援・フォローアップ
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関係機関との連携
必要に応じ、居住地の就職支援機関とも連携しながら職場定着に向けたフォローアップを実施しています。就労支援機関の利用が必要となる場合は、訓練期間中に登録相談なども行っています。
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追跡調査
訓練修了後6か月経過後、また1年経過後に郵送による状況調査を実施しています。必要によっては電話相談、職場訪問などにより問題の解決を図ります。
修了者の声
- セルフマネージメント訓練で自分や他の人の課題を考えることにより、より多くの予備知識やいざという時の対処法を知ることができたのがとてもよかった。自分の課題を見つめ、考える時間を与えてくれたことに感謝します。
- センターに入所する前は、以前の仕事に戻ったり、転職活動をしたりしていましたがうまくいきませんでした。入所したことで、自分の障害をよく理解することができ、それにどう対応すれば良いかも学ぶことができました。また、訓練以外でも就職活動では多くのサポートをしていただきました。
- 物流・組立ワークコースでおよそ1年間通い続けた結果、自分のまだ知らなかった社会のルールや仕事の適性、目指すべき就職先の候補を見つけることができました。会社見学など色々貴重な体験をさせていただきました。指導員の方やカウンセラーさんと度々相談でき、障害者雇用について理解が深まり、不安も軽減されました。
適応支援
円滑な就労と職場定着を促進するため、講座の実施や相談等を行います。
当センターでは技能習得と並行して、就職後に長く安定して働くために必要な「職場への適応力を高める支援(適応支援)」を行っています。主な内容は、①生活習慣 ②コミュニケーション ③ストレスや疲労への対処 ④障害特性に応じた配慮事項の整理です。入所直後に面談で課題を整理し、受講する講座を決めます。受講後は、担当者と課題への実際の対処方法を相談し、訓練や職場実習等で実践的に試すことで、就職後もそれらを継続できるよう支援します。
講座内容
| ユニット | 講座名 | 内容 |
|---|---|---|
| 自己理解 |
自己理解 (自己紹介状作成) |
自分のセールスポイントや障害特性について整理を行い、自分の強み、苦手なことを補う工夫、職場へ配慮を依頼したいことを確認します。自分のことを応募先企業などへ伝えるための資料(自己紹介状)を作成する方法を学んだ後に、自身で応募書類の作成に取り組みます。 |
| セルフケア (体調管理) |
ストレスと疲労の マネジメント |
ストレスや疲労に対する適応力を高めるために、心と身体の変化に気づき、対処するための方法を解説します。演習を通して自分自身のストレスやストレス反応、対処方法を確認します。 |
| リラクゼーション | 緊張、不安、疲労などを和らげるためのリラクゼーション技法(呼吸法、漸進的筋弛緩法、ストレッチなど)を学び演習をします。講座をきっかけに、自分に合うリラクゼーション法を見つけていきます。 | |
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認知再構成 ~思考の柔軟性を高める~ |
「コラム法」を活用し、行動選択の悪循環から抜け出すために、自らの認知(考え方)を吟味し、より適応的な認知(考え方)の選び方についてグループでの事例検討を通して考えます。 本講座は「ストレスと疲労のマネジメント」の内容を踏まえています。 |
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| コミュニ ケーション |
職場のSST |
職場で必要となる基本的な対人技能について、より良い表現方法や振る舞い方を学びます。 「聴く」「報告」「質問」「断る」の4つのテーマについて、非言語での表現も取り入れ、具体的な場面を想定した演習(ロールプレイ)をします。 |
| アサーション | 言いたいことを我慢したり、自分の気持ちを押し付けることなく、自分も相手も大切にするコミュニケーション技法について学び演習(ワーク)をします。自分の気持ちや考えを上手に相手に伝えて問題解決を図る「DESC法」の演習も行います。 | |
| 問題解決 |
問題解決技能 トレーニング |
常に生活の中で起きる「理想と現実のギャップが生じている」場面で、自分がどのように考えて対処すればよいのか、という「問題解決の技能」を学びます。 ノウハウの解説の他、グループ演習が中心の講座です。 |
| 総合演習 | ジョブリハーサル |
役割分担をした模擬的な少人数のグループで課題に取り組み、成果物を作成します。 各種講座で学んだことが実践できるか確認します。 |
適応支援についての感想
- 講座を通じて、自分の強みや弱み、思考の傾向をあらためて見つめ直す機会になりました。自己分析は難しいと感じていましたが、ワークを行う中で視点の持ち方が少しつかめ、自己PRや自己紹介状にも活かせそうだと感じています。
- 聴き方や伝え方、質問や断り方など、場面ごとに必要なコミュニケーションを体系的に学べました。特にロールプレイを通して、自分の話し方や非言語の癖に気づけたことが大きく、他の参加者の表現方法から得る学びも多くありました。
- 呼吸法や筋弛緩法、ストレッチなどを体験しながら学べたことで、日常生活でも取り入れやすいと実感しました。また、ストレスサインへの気づき方や感情との距離の取り方を学んだことで、自分の状態を整えるための具体的な方法を得られました。
JEED CHANNEL(YouTubeチャンネル)
YouTubeチャンネルを利用して動画を提供しています。